ジメジメする梅雨のシーズンは、カビや湿気、害虫の発生といった住まいのトラブルが起きやすいもの。
住宅環境について考える日としてぴったりなのが、6月20日の「健康住宅の日」です。
ここでは、記念日が制定された背景と、住まいに関連する資格について紹介します。
6月20日は「健康住宅の日」
6月20日の「健康住宅の日」は、健やかな住まいに関する研究活動や情報発信を行うNPO法人日本健康住宅協会(R)が制定した記念日です。
健康住宅とは、住む人が健康に住み続けることができる性能や設備を備え、人々が健やかに生活している住宅のこと。そんな健康住宅の大切さをアピールすることが、本記念日の目的です。
日付は、カビをはじめとしたさまざまな健康被害のリスクが大きくなる梅雨の時期から。6月20日には、住まいにトラブルがないか確認・点検をするのも良いかもしれません。
健やかな住環境へ導く「健康住宅アドバイザー(R)」とは
「健康住宅の日」と関連して紹介したい資格が、NPO法人日本健康住宅協会(R)が行う「健康住宅アドバイザー(R)」です。
健康住宅アドバイザー(R)とは、住環境の健康阻害要因を適切に診断し、的確な対処方法をアドバイスできる人のこと。「住まいのお医者さん」と表現するとイメージしやすいかもしれません。
資格取得を通じて、空気や温熱、光視、音振動の4つの住環境に加え、防露や防カビ、防虫といった3つの防除対策についての最新知識が学べるので、住宅の健康について多角的にアプローチできるようになるでしょう。
試験日程は3月、6月、11月。受験料は10,000円で、受験資格は特に設けられていません。
別途有料にはなりますが、協会が発行する受験対策用の公式テキストや練習問題集の他、WEBで受講できる受験対策講座も用意されています。
住宅業や建設業に従事する人はもちろん、健やかな住環境づくりに関心がある人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。