知ってる? 5月12日は、地域の頼れるサポーター「民生委員・児童委員の日」

5月12日は「民生委員・児童委員の日」

 

子育て中や妊娠中の方、また一人暮らしの高齢者の皆さん、「身近に、困った時に相談できる人がいたらいいのに」と思ったことはないでしょうか。

実はそんな時に頼れる地域のサポーターとして、「民生委員」がいるのです。民生委員は「児童委員」も兼ねており、福祉関係の相談役や、地域の子どもたちの支援などをしてくれる人たちのことです。

この記事では、5月12日の「民生委員・児童委員の日」と、子どもに関係した資格も併せて紹介していきます。

5月12日は「民生委員・児童委員の日」

5月12日は「民生委員・児童委員の日」

 

「民生委員・児童委員の日」は、全国民生委員児童委員連合会が「地域の福祉活動や子育て・妊婦の支援に努める『民生委員・児童委員』の存在を知ってもらおう」とつくった記念日です。

民生委員制度の始まりである「岡山県済世顧問制度設置規程」の公布日が1917年の5月12日だったことを記念して、5月12日に定められました。この日から1週間は「活動強化週間」でもあります。

普段から地域のパトロールや見守り、そして困った市民と行政・専門機関とをつなぐ相談役などを、ボランティアで行ってくれている民生委員・児童委員。この日に改めて、感謝を伝えるのもいいかもしれません。

子育ての強い味方・保育士に必要な「保育士資格」とは

さて、子どもを見守ってくれる強い味方といえば、「保育士」も地域に欠かせない存在です。以下では、保育士になるために必要な「保育士資格」について解説します。

かつては民間資格であり、資格所有者は「保母」「保父」などと呼ばれていた保育士資格。1998年(平成10年)に改正された児童福祉法により、「保母」「保父」の名称が「保育士」となります。さらに2001年(平成13年)の改正により、国家資格となりました。

指定保育士養成施設を卒業すると資格が得られますが、それ以外の方も「保育士試験」に合格するという道があります。受験資格は、大学・短大・専門学校を卒業しているか、児童福祉施設にて2年以上の実務経験があるなどです。

試験は筆記試験・実技試験の2段階。まずは筆記試験で全8科目(「保育原理」「教育原理および社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」「保育の心理学」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」「保育実習理論」)に合格すると、実技試験に進むことができます。

実技試験では、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3分野から2分野を選択します。

資格を取得すれば、保育所はもちろん、児童養護施設や乳児院、児童厚生施設など、さまざまな施設での就業のチャンスがあります。

「国家資格だから無理だ」と思っていた人もいるかもしれませんが、幅広くチャンスがあるので、子どもに関わる職業に就きたい人は、一考の価値ありの資格といえるでしょう。