歯のメンテナンスを怠っていませんか?4月12日は「補綴(ほてつ)の日」

4月12日は「補綴(ほてつ)の日」

定期的に歯医者さんに行っていますか? 「忙しいから行けなくて……」そんな言い訳を繰り返して、延ばし延ばしにしている方も多いのでは?

歯医者さんに行くのは腰が重いものですが、定期的にメンテナンスをすることで虫歯の予防や早期発見につながります。

4月12日は、そんな歯の治療にまつわる「補綴(ほてつ)の日」であることをご存じでしょうか? この記事では、記念日制定の背景や関連する資格について紹介します。

4月12日は「補綴(ほてつ)の日」

そもそも「補綴(ほてつ)」って聞き慣れない言葉ですよね。歯科における「補綴(ほてつ)」とは、歯が欠けたり抜けたりしたときに、かぶせものや入れ歯といった人工物で補う治療のことをいいます。

機能回復だけでなく、見た目の改善も補綴歯科の大事な役割の1つ。健康的な口腔環境を整えることで、食事や会話を楽しむのはもちろん、自分への自信につながるなど、QOL(生活の質)の向上に貢献すると考えられているのです。

そんな補綴歯科の大切さをもっと知ってもらいたいという思いから、公益社団法人日本補綴歯科学会が「補綴(ほてつ)の日」を制定。日付は「4(フォー)」「12(テン・ツー)」で「ほてつ」と読ませる語呂合わせから、4月12日になったといわれています。

補綴(ほてつ)に関連する資格「歯科技工士国家試験」とは

補綴(ほてつ)歯科治療に欠かせない職業の1つ、「歯科技工士」をご存じでしょうか。歯の詰めもの、かぶせもの、矯正装置などの作成から加工・修理までを担う歯科医療の技術専門職です。

歯科技工士になるためには歯科技工士国家試験に合格し、厚生労働大臣の指定する登録機関に申請する必要があります。

歯科技工士国家試験を受験するには、専門学校や大学など指定の歯科技工士教育機関で2年以上学び、知識と技能を習得することが必要です。試験には知識を問われる学説試験と技能を確認する実地試験があります。

歯科技工士になった後は、歯科医院や病院はもちろん、歯科技工所を開設し独立することも夢ではありません。歯科業界で手に職をつけたい方は、この機会に歯科技工士国家試験への挑戦を検討してみてはいかがでしょうか。