化粧品における添加物は、使い心地を良くしたり、品質を維持したりする一方、体に合わない場合は肌荒れの一因になってしまうことも。
そんな添加物について知識を深める日としてぴったりなのが、6月10日の「無添加の日」。
この記事では、「無添加の日」が制定された背景の他、化粧品に関する資格についても紹介します。
6月10日は「無添加の日」
6月10日の「無添加の日」は、「添加物をいっさい使わず、使う人の肌を美しくする本物の化粧品を届けたい」という想いのもと、さまざまな無添加化粧品を開発している株式会社ファンケルが制定した記念日です。
6月10日という日付は、「無添(むてん)加」の語呂合わせから。無添加の良さや大切さをより多くの人に知ってもらうことを目的とし、2007年に制定されました。
化粧品における添加物は、製品の品質を維持するなどのメリットがある一方で、使用する人の肌に合わない場合には肌トラブルの一因になりかねないというデメリットも。
2001年4月の薬事法改正により、医薬部外品を除く全ての化粧品に対して配合する全成分の表示が義務付けられましたが、どの成分がどういう効果を持つのか分からない人も少なくないのでは?
「できれば肌への負担が少ないものを選びたい!」という人におすすめなのが、添加物を含む成分への理解を深められる「化粧品成分検定」です。
自分に合う化粧品を選びたい人におすすめの「化粧品成分検定」とは
「化粧品成分検定」は、化粧品成分についての知識を手に入れ、目的に応じた化粧品選びができるようになるための検定試験です。
入門の3級、基礎の2級、応用の1級の3種類があり、いずれの級も受験資格は特に設けられていません。
3級合格で日々の生活で役立つレベルの知識を、2級合格で基本的な成分・パッケージの内容を理解できるレベルの知識を、1級合格で全成分表示を読み解いた上で他者へのアドバイスもできるレベルの知識を得られるでしょう。
なお、3級の問題は協会のホームページ上で公開されており、いつでも無料で受験可能。2級と1級は有料となり、年2回、全国の検定会場で受験できます。
「自分や家族のために安心・安全な化粧品を選べるようになりたい」という人はもちろん、化粧品業界や美容業界で活躍したい人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。