どんより重い肩やズキズキ痛む腰。そんな体の不調をケアする方法の一つとして、「鍼灸(しんきゅう)」があります。
鍼灸とは、ツボに細い針を刺したり、もぐさを乗せて温めたりする治療法のこと。中国が起源の、伝統的な手法です。
そんな鍼灸の啓発活動を行う日として、4月9日が「鍼灸の日」と定められていることを知っていますか?
この記事では、鍼灸の日制定の背景や鍼灸に関連する資格について紹介します。
4月9日は「鍼灸の日」
4月9日の「鍼灸の日」は、一般社団法人日本鍼灸協会が制定した記念日です。
「鍼灸をもっと身近に、もっと手軽に、もっと安心に」との思いから、鍼灸の啓発活動を行う日とされています。
4月9日の日付は、「4(鍼)」「9(灸)」の語呂合わせからきています。日頃から体のお悩みを抱えている方は、この機会にボディケアをしてみても良いかもしれません。
鍼灸に関連する資格「はり師国家試験」とは
鍼灸に関連する資格として、はり師国家試験があります。はり師国家試験に合格することで、はり師を名乗れるようになるのです。
はり師国家試験は、文部科学大臣が認定した学校、厚生労働大臣または都道府県知事が認定した養成施設で3年以上学び、はり師になるための知識と技能を習得した人が受験できます。
なお、試験科目は医療概論や解剖学、生理学など多岐に渡ります。170点満点中、60%にあたる102点以上で合格となります。そのうち、はり理論において10問中6問以上正解することが必須です。
はり師になった後は、鍼灸院やスポーツ施設、介護福祉施設に勤務したり、独立開業して鍼灸院を立ち上げたりと、さまざまな方向での活躍が期待できます。ヘルスケア業界で手に職をつけたい方は、この機会にはり師国家試験への挑戦を検討してみてはいかがでしょうか?