
保育士とは?
保育士資格は児童福祉法に基づく国家資格で、保育士は0歳~就学前の子どもの成長・発達を支え、生活を援助する保育のエキスパートです。
保育士は、就労や病気療養などをしている保護者に代わって子どもの基本的生活習慣の構築を支援したり、保護者に対し保育に関する指導をしたりします。働く場所は、保育所のほか、認定こども園、児童養護施設、病院内保育室などさまざまです。保育士の資格は生涯有効で、資格を取得して保育士登録をしておけば、いつでも保育士として働けます。
厚生労働大臣指定の保育士養成施設で所定の課程を修了するか、年2回実施される保育士試験に合格すれば、保育士になることができます。ここでは、保育士試験の概要を説明します。
保育士の受験情報
資格区分 |
国家資格 |
試験方法 |
筆記試験、実技試験 |
試験日程 |
- (令和7(2025)年試験)前期試験:筆記試験:令和7(2025)年4月19日、20日、実技試験:令和7(2025)年6月29日
- 後期試験:筆記試験:令和7(2025)年10月18日、19日、実技試験:令和7(2025)年12月7日
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申込期間 |
- (令和7(2025)年前期試験):2025年1月9日〜1月29日
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結果発表日 |
(令和7(2025)年前期試験):令和7(2025)年7月30日 |
試験会場 |
各都道府県 |
出題範囲 |
- 筆記試験:保育の心理学、保育原理、子ども家庭福祉、社会福祉、教育原理、社会的養護、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論
- 実技試験:①音楽に関する技術、②造形に関する技術、③言語に関する技術(必ず2分野を選択)
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合否基準 |
- 筆記試験:各科目において、満点の6割以上得点した者。『教育原理』および『社会的養護』は、当該試験にて両科目とも満点の6割以上得点した者。
- 実技試験:求められる力
- ①音楽に関する技術:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。
- ②造形に関する技術:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること。
- ③言語に関する技術:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。
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合格率 |
(令和5(2023)年度)26.9% |
受験資格 |
- 学校教育法による大学に2年以上在学して62単位以上修得した者または高等専門学校を卒業した者
- 学校教育法による高等専門学校および短期大学の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者であると当該学校の長が認めた者
- 学校教育法第124条及び第125条による専修学校の専門課程(修業年限2年以上のものに限る)または各種学校(同法第90条に規定する者を入学資格とするものであって、修業年限2年以上のものに限る)を卒業した者
- など。このほかの受験資格は、最新の受験案内をご確認ください。
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申込方法 |
オンラインまたは郵送 |
受験料 |
12,700円(別途事務手数料がかかります) |
支払方法 |
- オンライン申請の場合:クレジットカードまたはコンビニエンスストア払い
- 郵送申請の場合:郵便局の窓口にて支払い
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試験主催者 |
厚生労働省 |
公式サイト |
https://www.hoyokyo.or.jp/exam/ |