獣医師の資格概要

 

獣医師とは?

獣医師資格は、獣医師として働くための国家資格です。獣医師になるには、大学の獣医学部で6年間学んで国家試験に合格したのち、農林水産大臣による獣医師免許を取得する必要があります。

獣医師は、動物の医療や公衆衛生に関するさまざまな業務に取り組みます。たとえば、動物病院でのペットの診療、畜産試験場での家畜衛生管理、食肉衛生検査所での食肉・牛乳等の安全性確保、動物園での飼育・診療などです。

ほかには、公務員として家畜伝染病や人獣共通感染症の予防に取り組んだり、医薬品開発や遺伝子工学研究に携わったりする獣医師もいます。獣医師の資格を取得すれば、動物の健康を支える専門家として多彩なフィールドで長く活躍することが可能です。

獣医師の受験情報

資格区分 国家資格
試験方法 筆答による多肢選択方式(マークシート)
試験日程
  • 令和6(2024)年度:令和7(2025)年2月12日〜2月13日
申込期間
  • 令和6(2024)年度:令和6(2024)年12月18日~令和7(2025)年1月10日
結果発表日 令和7(2025)年3月12日
試験会場
  • 北海道、東京、福岡
出題範囲
  • 必須問題 「獣医療の基本的事項」及び、「獣医学の基本的事項」、「衛生学に関する事項」、「獣医学の臨床的事項」のうち重要な事項(50問)
  • 学説A 「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」(80問)
  • 学説B 「衛生学に関する事項」及び「獣医学の臨床的事項」(80問)
  • 実地C 原則として「衛生学に関する事項」、「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に関する基本的かつ重要な事項(60問)
  • 実地D 原則として「衛生学に関する事項」、「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に対する対処方法等の総合的な事項(60問)
合否基準

(令和5(2023)年度)

(a)必須問題 必要な補正を行って算出した点数の70%

(b)学説A・B及び実地C・D 必要な補正を行って算出した総合点の60%

合格率 (令和5(2023)年度)72.7%
受験資格
  • 現行の大学の獣医学の正規の課程(6年制)を修めて卒業した者(令和7年3月31日までに卒業すると見込まれる者を含む。)
  • ※このほかの受験資格は、最新の受験要項をご確認ください。
申込方法 受験に関する書類を、簡易書留郵便等引受け及び配達が記録される方法で送付
受験料 13,900円
支払方法 収入印紙を受験願書に貼り付ける
試験主催者 農林水産省
公式サイト https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/shiken/shiken.html