6月12日「恋と革命のインドカリーの日」。気になる記念日の由来とは?

 6月12日「恋と革命のインドカリーの日」。気になる記念日の由来とは?

スパイシーで本格的なカレーを食べたいときに、インドカレーはぴったりですよね。風味が豊かでまろやかな「バターチキン」、ひき肉が特徴の「キーマ」、ほうれん草とチーズの「パラクパニール」など、種類もさまざま。

この記事では、そんなインドカレーにまつわる記念日とスパイス好きな人におすすめの資格を紹介します。

6月12日は「恋と革命のインドカリーの日」

6月12日は「恋と革命のインドカリーの日」

「恋と革命のインドカリーの日」とは一体? と疑問に思った方も多いことでしょう。株式会社中村屋がつくった記念日で、中村屋とカレーに関わるロマンスにその由来があります。

昔インドがイギリスの植民地だった頃、独立運動に命を燃やすラス・ビハリ・ボースというインド人がいました。しかし、イギリス政府からの追求を受け日本に亡命。中村屋の敷地内でかくまう流れになりました。その時、陰で支えたのが中村屋創業者夫妻の長女・俊子。2人は逃亡生活に身を置きながらも恋に落ちたのです。

俊子は若くして亡くなりますが、その後ボース氏がインドのカレーを日本に伝えたいという思いから、中村屋の喫茶部(レストラン)に「純印度(インド)式カリー」をメニューとして提案。大ヒットを博したこのカレーの発売日が1927年6月12日だったことから、同日が記念日として制定されました。

こうして、逃亡生活を共に乗り越えた俊子と深い絆で結ばれたボース氏が作ったカレーは「恋と革命の味」として今も語り継がれているのです。

スパイスカレーを極めたい人におすすめ! 「スパイス&ハーブ検定」とは

インドカレーやスパイスカレーに興味がある方におすすめなのが、「スパイス&ハーブ検定」。公益財団法人 山崎香辛料振興財団が主催する検定で、スパイスとハーブの知識や使い方などが問われます。

レベルは3~1級があり、3級・2級は誰でも受験可能。1級に挑戦する場合は、2級に合格していることが条件となります。無事1級を取得すると、スパイスの王様ともいわれる「こしょう」をモチーフにした合格記念ピンバッジがもらえるので、こちらを1つの目標にするのもいいですね。

知れば知るほど奥深いスパイスとハーブの世界。正しい知識を身に付けることで、日々の食事や暮らしがより豊かになるはず。いつもの料理にスパイスやハーブを取り入れていきたい方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。