5月18日は「ことばの日」。「言葉」ではなく「ことば」である理由とは

5月18日は「ことばの日」

 

もしもことばがなかったら、この世界はどうなっていたでしょうか。

自分の考えや気持ちを伝えるすべがなく、他者との意思疎通は難しいはず。映画や小説といった物語や、科学や哲学などの学問も生まれなかったかもしれません。

そんな多くの人にとって当たり前になっている「ことば」について改めて考えたいのが、5月18日の「ことばの日」です。

この記事では、記念日制定の背景とコミュニケーションに関連する資格について紹介します。

5月18日は「ことばの日」

5月18日は「ことばの日」

 

「ことばの日」は、横浜のみなとみらいにあるシェアスペース「BUKATSUDO」で行われた講座「言葉の企画2019」の企画生がつくった記念日です。

5月18日という日付は、「言葉」の「葉」が5月の新緑を表現していることと、「こ(5)と(10)ば(8)」の語呂合わせが由来。人と人をつなぐ「ことば」に感謝し、大切に使って生活を豊かにすることを目的に制定されました。

「ことばの日」が漢字表記ではなく、ひらがなであるのは、手話や点字などを含んだ広い解釈を持つとされる「ことば」について知ってほしいという思いが込められているそうですよ。

「ことば」に関連する資格「手話技能検定」とは

ことばの1つである「手話」にまつわる資格があるのをご存じでしょうか。

NPO手話技能検定協会が実施する「手話技能検定」は、言語としての手話のスキルを試す検定試験です。

7つのレベルに分かれており、7~3級までは筆記試験、2~1級は実技試験で、受験場所は会場・在宅・オンラインと級によって異なります。また、各級の試験範囲には下位の級の範囲が含まれるため、1級ずつステップアップしていくのが良いでしょう。

4級以上に合格すれば、福祉関連の仕事などに就く際のアピールポイントにもなるはず。また、さまざまな人とコミュニケーションをとる接客業の人にもおすすめの資格といえます。

ぜひこの機会に、手話でより多くの人たちと「ことば」を交わせる未来を目指してみてはいかがでしょうか。