営業部や広報部などと違って、知らない人には業務内容が伝わりづらい総務部。しかし、会社にとって非常に重要な役割の部署です。
この記事では、総務とは何かを考えるのにぴったりな記念日を紹介。人事総務の関連資格についても併せてお伝えします。
6月1日は「総務の日」
6月1日の「総務の日」は、総務・人事に特化した情報をまとめた総務専門誌『月間総務』の発行元である、株式会社月間総務が制定しました。
施設や設備・備品の管理の他、他の部署が扱わない業務を一手に引き受けるなど、「何でも屋さん」的な立ち位置であることも多い企業の総務部門。しかし近年は社員がスムーズに勤務できるようにサポートするだけにとどまらず、会社の在り方を戦略的にコンサルティングする役割としても期待されています。
そんな総務の価値とは何なのかを問い直し、さらに総務を盛り立てていくのがこの記念日の目的です。
日付は、1963年6月1日に『月間総務』(当時の誌名は『総務課の実務』)が初めて発行されたことから取られています。
人事総務検定とは
会社によっては、人事部と総務部が一つにまとまっていて、人事総務部とされているところもあります。
採用・評価・労務管理などを行う人事部と、企業全体のサポートや社内環境の整備に健康経営、株主総会の準備など、会社の未来の一翼を担うともいえる総務部。そんな人事総務の知識を深めたい方におすすめの資格が「人事総務検定」です。
「人事総務検定」は、人事総務の知識および実務能力を身に付けられる検定試験です。一般社団法人 人事総務スキルアップ検定協会が主催し、LECが指定講習実施団体として実施しています。
3級(担当者レベル)・2級(主任レベル)・1級(課長レベル)の3段階に分かれており、3級と2級は一般検定試験を受験するか、特別認定講習の受講後、時間内の確認テストを受けることで取得可能です(通信の場合は確認テストおよびレポート)。
1級は特別認定講習がなく、択一式・選択式・記述式の筆記試験を受けます。
人事総務の知識がほとんどない方には、3級申込者限定で基礎講座オプションも用意されています。人事総務部に配属されたての方や、これから所属されることを志す方は、セットで受講するのもいいかもしれません。