子どもの資格一覧|実用的&子どもの知的好奇心を育てる人気資格を紹介

子どもの資格一覧|実用的&子どもの知的好奇心を育てる人気資格を紹介

近年、子どもの学びにおいて「自ら考え、興味を深める力」が重視されるようになってきました。その中で、知識や思考力を体系的に育てながら、達成感を味わえる方法の1つが資格・検定の活用です。たとえば、教科の理解度を深めるための漢検や英検、思考力を養うプログラミング系、家族で取り組める料理検定や宇宙検定など、選択肢は多彩です。 

当記事では、子どもの興味関心や学習段階に合わせて挑戦できるおすすめの資格・検定をジャンル別に詳しく紹介します。 

子どもにおすすめの実用的な資格・検定

小学生や中学生のうちから取り組みやすく、学習意欲の向上や進学、将来の自己表現にもつながる実用的な資格・検定は数多く存在します。ここでは、国語・英語・数学・理科などの教科系から、時事・ことわざまで幅広く、子どもの知識と思考力を育てるのに役立つ検定を紹介します。

日本漢字能力検定(漢検)

日本漢字能力検定(漢検)は、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が主催する、漢字の読み書きや意味、使い方に関する総合的な知識と活用力を測る検定です。1級から10級までの12段階があり、小学校低学年からでも無理なく挑戦できる構成となっています。

学年相応の級を目指すことで、学習の理解度を確認しながら自信をつけられるのが検定を受けるメリットです。漢字の知識はすべての教科の学力の基盤となるため、国語力だけでなく読解力・表現力の向上にもつながります。

出典:日本漢字能力検定「受検スタイルの比較」

実用英語技能検定(英検)

実用英語技能検定(英検)は、公益財団法人 日本英語検定協会が主催する英語能力を測定する検定試験です。年齢や学年を問わず受験でき、英語4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)を評価します。英検の等級によっては入試優遇や単位認定、留学や就職など幅広い場面で活用され、英語力の証明として有効です。

出典:公益財団法人 日本英語検定協会「検定料」

実用数学技能検定(数検)

実用数学技能検定(数検)は、公益財団法人 日本数学検定協会が主催する数学の実用的な知識と技能を測定する検定です。計算力だけでなく思考力や活用力を問う構成になっており、1級から11級までの幅広い級が用意されています。

受検によって自分の学力を見える化できたり、入試や内申書で活用できたりします。合格証書をもらえることで達成感が得られ、自信にもつながります。

出典:数学検定 算数検定「検定概要」

実用理科技能検定(理検)

実用理科技能検定(理検)は、一般社団法人 日本理科検定協会が主催する理科に関する知識や思考力・表現力を測る検定です。1級から8級までの等級があり、年齢にかかわらず受検できます。

試験内容は、物理・化学・生物・地学の各分野における知識と、それらを活用した思考力・判断力・表現力などを総合的に評価する構成になっています。理系進路を志す子どもにとっては、学習意欲の向上や受験・進学時のアピール材料として有効です。

出典:実用理科技能検定 理検|理科検定「検定料金(検定料+消費税)」

珠算能力検定試験

珠算能力検定試験は、一般社団法人日本珠算連盟が主催する検定で、暗算力や計算力の向上を目的としています。1級から10級までの等級が設定されており、学習歴に応じて誰でも受験可能です。試験では「みとり算」「かけ算」「わり算」の3分野が出題され、高い集中力と正確な計算能力が求められます。集中力や注意力、観察力などの強化に役立ち、合格した等級によっては内申書や受験・就職時のアピールとしての活用も可能です。

出典:一般社団法人 日本珠算連盟「受験料一覧」

日本語検定(語検)

日本語検定(語検)は、特定非営利活動法人 日本語検定委員会が主催し、文部科学省などが後援する検定です。日本語の総合的な能力を測るもので、「敬語」「文法」「語彙」「言葉の意味」「表記」「漢字」の6分野と、読解能力などを問う総合問題で構成されています。受検に年齢制限はなく、小学生であれば、5級(小学校卒業レベル)や6級(小学校4年生レベル)からの挑戦がおすすめです。

検定の勉強を通じて日本語の正しい使い方を知り、感じたことを多くの言葉で言語化したり深く考えたりする力が養われます。表現の幅が広がることで、コミュニケーション力の向上にもつながるでしょう。

出典:日本語検定「受検概要」

ニュース時事能力検定(N検)

ニュース時事能力検定(N検)は、特定非営利活動法人 日本ニュース時事能力検定協会が主催する検定試験です。新聞・テレビ・インターネットなどで日々報道されるニュースを読み解く力を養い、社会の動きへの理解を深めることを目的としています。1級から5級まであり、受検資格に年齢制限はありません。

出題内容は、政治、経済、暮らし、社会・環境、国際の5つの分野が中心となっており、時事問題への理解が深まることが受検の大きなメリットです。文章を読み取り、自分で考えて答える形式の問題が多いため、読解力や語彙力、判断力、思考力なども養われるでしょう。

出典:ニュース時事能力検定試験「個人受検 マークシート試験について」ニュース時事能力検定試験「個人受検 オンライン(IBT)試験について」

ことわざ検定(こと検)

ことわざ検定(こと検)は、一般社団法人 ことわざ検定協会が主催する検定で、ことわざの意味や使い方、背景知識を問う試験です。1級から10級まであり、10級は小学3年生、9級は小学4年生、8~6級は小学5・6年生、5級以降は中学生や一般の方におすすめです。受検することで語彙力や表現力の向上が期待でき、高齢化社会の現代でコミュニケーション世代を超えたコミュニケーションツールとしてことわざを利用できるようになります。

出典:一般社団法人 ことわざ検定協会 こと検「こと検とは?」

パソコン系の子どもの資格・検定

パソコン系の子どもの資格・検定

近年、学校教育でもプログラミングやタイピングなどのICTスキルが重視されるようになり、子どものうちからパソコンに触れる機会が増えています。そうした背景を踏まえ、ITリテラシーや論理的思考力を育む検定も注目されています。ここでは、子どもが挑戦しやすいパソコン系の資格・検定を紹介します。

ジュニア・プログラミング検定

ジュニア・プログラミング検定は、サーティファイ情報処理能力認定委員会(株式会社サーティファイ)が主催する検定で、Scratch(スクラッチ)言語を使ったプログラミングスキルを評価します。受験資格に制限はなく、小学生から挑戦可能です。試験は4級から1級まであり、問題の指示に従ってプログラムを作成する実技形式で行われます。論理的思考力や創造力を育てる手段として、子どものIT教育の導入に適しています。

出典:ジュニア・プログラミング検定「試験要項」

タイピング技能検定

タイピング技能検定は、イータイピング株式会社が主催する検定で、キーボード入力のスピードと正確性を測定する試験です。受験資格に制限はなく、自宅のパソコンやパソコンスクール、学校や職場のパソコンから受験期間であれば24時間いつでも受験できます。タイピングはすべてのITスキルの基礎であり、早いうちから習得することで、学習効率の向上や将来のICT活用に大きなメリットが期待できます。

出典:タイピング技能検定 e-typing master「受験について」

日商プログラミング検定

日商プログラミング検定は、日本商工会議所が主催する、プログラミングスキルを客観的に評価する検定試験です。試験は「ENTRY」「BASIC」「STANDARD」「EXPERT」の4区分があり、小学生でも挑戦しやすいENTRYから、より専門的な知識を問うEXPERTまで幅広く用意されています。

小学生のうちから論理的思考力や問題解決力を養えるため、将来のITリテラシー向上や受験・就職にも役立つ実用的な検定です。特に、プログラミング教育が必修化された現代において、資格取得が学習のモチベーション維持にもつながります。

出典:日商プログラミング

地理・歴史への興味が湧く!社会系の子どもの資格・検定

地理や歴史に関する検定は、単なる知識の暗記ではなく、背景にある文化や自然への理解を深める学びにつながります。身近な風景やニュースへの関心も高まり、教科書だけでは得られない視点を身につけられるでしょう。

ここでは、子どもの知的好奇心を育てる上でおすすめの社会系検定を3つ紹介します。

世界遺産検定

世界遺産検定は、NPO法人 世界遺産アカデミーが主催する検定で、文化遺産・自然遺産に関する知識と理解を深めることが目的です。4級から1級を超えるマイスターまであり、2024年度の受検者は全体の38%が10代の方で、小学生と中学生の多くは4級を受検しています。試験はマークシート形式で、世界遺産の基礎知識、日本の遺産、自然遺産、文化遺産、その他の分野から出題されます。

子どものうちから受検することで、地理や歴史、環境への興味が育まれ、教科の枠を超えた知識の広がりが期待できます。旅行やテレビ番組の見方が変わるきっかけになるでしょう。

出典:世界遺産検定「年間日程、時間、受検料」

地図地理検定

地図地理検定は、一般財団法人 日本地図センターと公益財団法人 国土地理協会が共同開催する検定で、地図や地理に関する知識を問う内容となっています。誰でも受検可能で、全国各地の地理や地図記号、地形図の読み取りなどが出題されます。検定を通じて、地図を読み解く力や地理的な理解が深まります。身の回りの地形や地名にも関心が高まり、実生活と結びついた学びが得られる点が魅力です。

※リピーター割引は受検回に指定あり
※シニア割引は検定当日に65歳以上の方

出典:一般財団法人 日本地図センター「地図地理検定(日本地図センターと国土地理協会との共同開催)

神社検定

神社検定(神道文化検定)は、公益財団法人 日本文化興隆財団が主催する教養検定です。初級から1級まで用意されており、初級と3級はオンラインでの受検も可能なため、初めての方も気軽に受検しやすいでしょう。主に検定に対応した公式テキストから出題され、神社や神道に関する知識を身につける中で、神社の背景にある日本人の価値観や心も学べます。伝統文化や宗教への関心を深める機会になる上に、日本の歴史や風習への理解、また道徳心や日本文化を敬う心を育む検定として注目されています。

※リピーター割引は以前に合格して同じ級を受検される方
※再挑戦者割引は以前に不合格で同じ級に再挑戦される方

出典:公益財団法人 日本文化興隆財団「実施要項」

家族で楽しく挑戦できる!人気の子どもの資格

子どもが主体となって挑戦できるだけでなく、家族みんなで楽しみながら取り組める資格や検定もあります。料理や宇宙、歯みがきなど、日常生活や好奇心を刺激するテーマが多いため、自然と学ぶ意欲が育ちます。ここでは、親子でチャレンジしやすく、教育的なメリットも得られる人気の資格を紹介します。

栄養と調理技能検定(料検)

栄養と調理技能検定は、学校法人 香川栄養学園が主催する、食生活や調理技能に関する検定です。検定は「栄養と調理技能検定(1~3級)」と「食生活と栄養検定(中・初級)」の2系統があり、受験級の目安として小学生は「食生活と栄養検定」の初級、中学生は中級がおすすめです。試験では食事や調理の基礎から健康で安全な食生活の仕方、また栄養に関する専門的な知識と技術など、日常に役立つ知識が学べます。家庭での料理力を高めることで、自立心や食への関心も育まれるでしょう。

※()は団体の検定料

出典:栄養と調理技能検定・食生活と栄養検定「検定概要と試験日程・検定料」

天文宇宙検定

天文宇宙検定は、宇宙や天文学に関する知識を問う検定で、一般社団法人 天文宇宙教育振興協会が主催しています。1級から4級まで用意されており、受験資格に制限はないものの、オンライン受験は小学生以上と決まっています。検定を通じて宇宙への興味・関心を深められるほか、科学的な思考力や探究心の育成にもつながります。宇宙に関する知識の習得や、将来の理系進路のきっかけとしてもおすすめです。

※()は2名以上の団体の検定料

出典:天文宇宙検定「受験のご案内」

歯みがきマイスター検定

歯みがきマイスター検定は、8020推進財団が提供する無料のオンライン検定です。子どもも保護者と一緒に楽しみながら受検が可能となっています。

口腔ケアに関する基礎知識や正しい歯みがき方法を学べるため、子どものデンタルケア意識の向上に役立ちます。合格すると認定証をダウンロードできるため、達成感も得られるでしょう。歯みがきマイスター検定の公式サイトでは、歯磨きに関する基本的な知識が得られる情報発信も同時に行っています。

子どもにおすすめのユニークな資格・検定

資格や検定と聞くと堅い印象を持つ方もいるかもしれませんが、楽しみながら学べるユニークな検定も多数あります。特に子ども向けの検定には、好きな分野を深めたり、知的好奇心を刺激したりできる要素が詰まっています。ここでは、遊び心と学びを兼ね備えたおすすめの検定を紹介します。

境港妖怪検定

境港妖怪検定は、境港商工会議所と一般社団法人 境港観光協会が主催するご当地検定です。水木しげる作品や日本各地の妖怪に関する知識を問う内容で、初級から上級までの3段階があります。楽しく日本の妖怪文化に親しめるのが特長で、合格すると合格証書と妖怪博士ピンバッジがもらえる、観光や文化理解の促進にもつながるユニークな検定です。

出典:境港妖怪検定「実施概要」

謎解き能力検定(謎検)

謎解き能力検定(謎検)は、株式会社SCRAPが主催する検定で、ひらめき力や注意力、分析力などを測るユニークな出題内容が特徴です。1級から8級まであり、楽しみながら思考力を鍛えられます。どなたでも受検可能ですが、公式では中学生以上を推奨しています。ゲーム感覚で挑戦できるため、子どもの知的好奇心を伸ばすのにぴったりの検定です。

出典:【謎検】謎解き能力検定「謎検を受検する:謎解き能力検定 受検案内」

チョコレート検定

チョコレート検定は、株式会社明治が主催する食育と知識の普及を目的とした検定です。試験は初級・中級・上級の3区分に分かれ、チョコレートの歴史・製造・文化などに関する問題が出題されます。受検に年齢制限はなく、合格履歴がなくても上級を受験することも可能です。チョコ好きの子どもが楽しみながら知識を深められるほか、食への関心や探究心を育むきっかけにもなります。家族での参加もおすすめです。

出典:チョコレート検定「実施概要」

まとめ

子ども向けの資格・検定は、単なる知識の習得にとどまらず、学ぶ意欲や自信を育てる上でも大きな意味があります。国語や英語、数学などの教科系に加え、プログラミングや料理、地理、宇宙、さらにはことわざや妖怪といったユニークなテーマまで、多様なジャンルから子どもの興味や得意分野に合った検定を選べます。

受検を通じて、思考力や表現力、探究心が自然と育まれ、進学や将来の選択肢の幅も広がるでしょう。家族で一緒にチャレンジできる検定もあるため、楽しみながら学ぶ第一歩として、ぜひ活用してみてください。

※当記事は2025年11月時点の情報をもとに作成しています