TOEIC平均点は?社会人・大学生の平均スコアや目指すべき点数を解説

TOEIC平均点は?社会人・大学生の平均スコアや目指すべき点数を解説

TOEICを受験するにあたり、「TOEICの平均点はどれくらい?」「何点を目指せば良いのだろう?」と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。

自分のTOEIC結果について、「このスコアは高いほう?それとも低いほう?」と気になっている人もいるでしょう。

この記事では、TOEIC Listening & Reading Test(以下、TOEIC)の平均点の最新情報を詳しく解説します。平均点以上を取るための勉強法や、「何点取れば履歴書に書けるのか」などよくある疑問への回答もまとめましたので、目標スコアを決めて勉強を始めるための参考にしてください。

TOEIC平均点

ここからは、TOEIC平均点の最新データを紹介します。全体平均、社会人平均、大学生平均の順に見ていきましょう。自分と同じ属性の人のスコアはどれぐらいなのか、確認してみてください。

全体の平均点

2024年度のTOEIC受験者全体の平均点は615点で、リスニングは336点、リーディングは279点でした。年によって多少の変動はありますが、直近3年間の平均点は約610点となっています。

【TOEICの平均点(受験者全体)】

年度 リスニング平均スコア リーディング平均スコア トータル平均スコア
2022年度 331点 277点 608点
2023年度 335点 278点 612点
2024年度 336点 279点 615点

出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2025|IIBC

また、TOEICの平均点は試験回によっても多少の差があります 。例えば、2025年10月19日に実施された試験の平均点は、午前の回が623.2点、午後の回が622.6点 で、620点を若干上回っていました。

【2025年10月29日実施回のTOEIC平均点(受験者全体)】

試験回 リスニング平均スコア リーディング平均スコア トータル平均スコア
2025年10月19日(午前) 344.2点 279.0点 623.2点
2025年10月19日(午後) 339.8点 282.8点 622.6点

出典:公式データ・資料|IIBC

社会人の平均点

2024年度における社会人受験者のTOEIC平均点は、リスニング350点、リーディング294点、トータル644点 でした 。2022年度からの3年間の数字を見ると、社会人の平均点は640点前後で推移しています。

【TOEICの平均点(社会人)】

年度 リスニング平均スコア リーディング平均スコア トータル平均スコア
2022年度 346点 292点 638点
2023年度 348点 291点 639点
2024年度 350点 294点 644点

出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2025TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2024TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023|IIBC

以下では、職種別と業種別のTOEIC平均点を紹介します。現在就業中、あるいは就職や転職活動中の職種・業種で必要な英語力を知る参考にしてください。

職種別の平均点

2024年度の結果では、最も平均点が高い職種は海外(724点)でした。教育(708点)、法務(701点)がそれに続いています。

社会人全体の平均点である644点に近い職種は、人事(646点)、事務(646点)、研究(644点)、総務(640点)でした。

平均点が低めの職種は、点数の少ない順に製造(552点)、技術(589点)、現場作業(614点)となっています。

海外と関わったり英語を使用したりする職種であるかどうかが、平均点に関係していると言えそうです。

出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2025|IIBC

業種別の平均点

業種別のTOEIC平均点の動向は、公開テストではなく、団体向けに実施されているIPテストの結果からつかむことができます。

2024年度のIPテストでは、最も平均点が高い業種はマスメディア(639点)でした。それに続いたのが、証券・保険(638点)、金融(622点)です。

IPテストを受けた企業・団体受験者全体の平均スコア(540点)に近い業種は、水産・農林(545点)、造船(550点)。平均点が最も低い業種は、建設(479点)、車両(479点)でした。

出典:同上

大学生の平均点

2024年度の大学生受験者のTOEIC平均点は、リスニング328点、リーディング273点、トータル600点でした。 2022年度からの3年間では、大学生の平均点は約590~600点で推移しています。

【TOEICの平均点(大学生)】

年度 リスニング平均スコア リーディング平均スコア トータル平均スコア
2022年度 318点 269点 588点
2023年度 325点 271点 596点
2024年度 328点 273点 600点

学年別の平均点

2024年度の大学生のTOEIC平均点を学年別に見ると、大学1年が555点、大学2年が589点、大学3年が602点、大学4年が613点となっています。大学1年から大学4年にかけて点数が上がっているのです。

この傾向は、2022年度と2023年度も同様で、大学1年の500点台半ばから大学4年の600点台へと、学年が上がるにつれ点数の伸びが見られます。就職活動でTOEICスコアを活用するため、点数アップを目指す大学生がいることがうかがえます。

出典:同上

専攻別の平均点

2024年度における、大学生をはじめとする学生(※)のTOEIC平均点を専攻別に見ると、最も点数が高いのは、社会/法学系(国際、法律、政治、社会学)の629点でした。

続いて、文系(教育、美術、言語、文学、音楽、心理学)が613点、会計学/ビジネス/経済学/財政学/マーケティング/貿易が612点。年により点数は変わりますが、これら3つの専攻分類は、2022年度と2023年度でも同じ順に平均点が高い結果となりました。

出典:同上

TOEIC平均点レベルの英語力とは?2つの表で確認

TOEIC平均点レベルの英語力とは?2つの表で確認

TOEICで平均点を取ると、具体的にどの程度の英語力があるとみなされるのか、2つの表に基づいて解説します。自分の現状と比較したり、TOEICの目標スコアを定めたりする参考にしてください。

Proficiency Scale

TOEICテストの開発機関である米ETSの検証結果を踏まえた「TOEICスコアとコミュニケーション能力の相関表(Proficiency Scale)」によると、TOEIC平均点(約610点)の英語力は、日常会話には支障がなく、業務上の会話に関しては限定的に行えるレベルです。

この表に基づけば、TOEIC470点以上730点未満は、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」程度の英語力だと見なされます。

このレベルの人は、文法・構文の基礎知識と、自分の意思を伝えるための語彙を持っており、普段の会話は要点を理解しながらスムーズに行うことが可能です。しかし、複雑な会話にはうまく対応できないこともあります。

PROFICIENCY SCALE

出典:PROFICIENCY SCALE|IIBC

CEFR

欧州評議会が発表した、外国語学習者の習熟度合いを示すCEFR(セファール)に当てはめると、TOEIC平均点(リスニング約330点、リーディング約280点)の英語力は、CEFRのB1に該当します。

B1は、CEFRの分類ではIndependent User(自立した言語使用者)と呼ばれ、身近な話題に関する主要な点を標準的な話し方で理解できるレベルです。B1の英語力がある人は、よくある事態に英語で対処でき、関心のある話題に関する簡単な文章を作ることができます。

基礎段階よりは上であるものの熟達するにはまだ遠いのが、TOEIC平均点レベルの英語力です。

TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表

出典:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表|IIBCCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)|ブリティッシュ・カウンシル 

TOEICで平均点以上を取るための勉強方法

TOEICで平均点を超えるにはどうやって勉強すれば良いのか、気になる方も多いでしょう。ここでは、500点台以下から平均点レベルの600点台を目指すことを想定した勉強のポイントを紹介します。

文法と単語の基礎を固める

TOEIC600点台を目指すには、英語の文法と単語を基礎レベルから学び直しましょう。英語力が平均レベルに達していない場合、英語の基礎が固まっていないことが多いからです。

文法については、中学校で学ぶ基本的な項目をしっかりと身に付けましょう。中学レベルの英文法が分かれば、日常会話の英語に対応できるようになります。教材としては、中学英文法をひととおり復習できる参考書や、TOEICの頻出文法をまとめたドリルなどがおすすめです。

単語については、高校で学ぶ基礎レベルの単語や、TOEICの頻出単語を覚えることが大切です。TOEICの問題は、基本的な単語を組み合わせて作られています。TOEICでよく出る単語をまとめた単語集などを使いながら、単語の意味だけでなく例文もセットで覚えると良いでしょう。

出典:社会人のための英語やり直しガイド!具体的な勉強法から継続のコツまで解説|IIBCスコアが伸び悩む人に読んでほしい【TOEIC勉強法虎の巻】|神田外語学院

毎日英語学習をする

TOEICで平均点以上のスコアを取るには、少しずつでも毎日英語を勉強し、文法や語彙の知識を積み重ねることが大切です。

まとまった時間を取って勉強しようとすると、取り組むのを大変に感じたり、忙しくて時間が確保できなかったりして、なかなか勉強を継続できず成果も上がりません。

昼休みの15分間や通勤電車の20分間など、短くても決まった時間に英語を学習する習慣を付けましょう。1フレーズだけ覚える、英語学習の短い動画を1本だけ見るなど、取り組みやすい学習メニューを用意するのも効果的です。

日々のスキマ時間で英語を勉強するには、スマートフォンアプリなどが便利です。TOEICテストを運営しているIIBCも、公式アプリのなかで動画やクイズなどの学習素材を提供していますので、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。

TOEIC公式スマートフォンアプリ

TOEICの平均点に関するよくある質問(FAQ)

ここからは、TOEICの平均点にまつわるよくある疑問にお答えしていきます。気になることがある方は、ぜひここで解消してください。

履歴書に書けるのは何点から?

一般的に、履歴書に書けるのはTOEIC600点以上だと言われています。600点は、日常会話に支障がないレベルの英語力を示し、企業が新入・中途社員に期待するTOEICスコアの平均よりもやや高い点数です。

高い点でなければ履歴書には書けないと考える人もいるかもしれませんが、TOEICで平均点レベルのスコア(約610点)を取れているなら、履歴書に書いて問題ないと言えるでしょう。

とはいえ、600点未満の場合必ずしも履歴書に書けないわけではありません。TOEICの受験歴があるだけでも、自主的に学べる人材だとアピールできるからです。500点以上であれば基礎的な英語力の証明にもなりますので、履歴書に書くことを検討しても良いでしょう。

出典:    キャリアカウンセラーが教える!キャリアチェンジで周りと差がつく TOEIC® Tests活用法|IIBC、【履歴書】TOEICの書き方│何点から書ける?|マイナビ転職

TOEICは何点を目指せばいい?

就職活動でTOEICスコアを活用するなら、まずは600点以上を目指しましょう。なぜなら、企業が社員に求めるTOEICスコアの平均が約600点だからです。

【企業が社員に期待するTOEIC点数】

区分 スコア幅 平均スコア
新入社員 460~640点 550点
中途社員 480~685点 580点
技術部門 470~650点 560点
営業部門 475~680点 580点
海外部門 605~805点 705点

海外部門で働きたい場合は、最低でも700点以上を目指す必要があるでしょう。企業によっては、海外出張や海外赴任をするうえでクリアすべきTOEICスコアが定められている場合があります。何点を目指すべきか、社内の規定を確認してください。

出典:企業・団体の主なTOEIC® Program活用目的|IIBC

TOEICは何点取ればすごい?

一般的に、TOEIC700点以上の人は、高く評価される傾向にあります。

特に、就職活動中の学生やビジネスパーソンが700点以上を取れば、企業が社員に期待する以上の英語力があることを示せるため、すごいと思われる可能性が高まるでしょう。

自分と同じ属性(職種や業種など)の人たちの平均点を上回ることでも、英語力の高さをアピールしやすくなると考えられます。

出典:【履歴書】TOEICの書き方│何点から書ける?|マイナビ転職

TOEIC500点は恥ずかしい?

TOEIC500点は、平均よりも低い点数ですが、必ずしも恥ずかしいものではありません。

企業が社員に求めるTOEICスコアの幅は400点台からとなっていますし、TOEIC500点は英語の基礎があることを示せる点数です。

ただし、TOEIC500点は英語力をアピールするには物足りません。就職活動などでTOEICの点数に言及する場合は、スコアアップに向けて勉強中だということも併せて伝えると良いでしょう。

出典:同上

TOEIC平均点以上のスコアを目指そう

この記事では、TOEICの平均点について、最新のデータに基づき詳しく解説しました。TOEICの平均点は約610点で、就職活動でTOEICスコアを活用したい人が目指すべき点数とだいたい同じです。海外部門で活躍したい場合は、さらに高い点数が求められます。

平均点のデータなどを参考にしてTOEICの目標スコアを定め、その達成に向けて英語学習を進めていってください。

※TOEICはEducational Testing Service(ETS)の登録商標です。
※本記事の内容は2025年11月17日時点で公表されている情報に基づいています。断りのない限り、本記事で紹介しているのは公開テストの情報です