
日商簿記のCBT試験は、パソコンを使ってインターネットで受験できる便利な試験方式です。従来の日商簿記はペーパー試験のみで実施されていましたが、いつからCBT試験が採用されたのでしょうか。また、ペーパー試験とはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、日商簿記CBT試験の概要や申し込み方法、受験までのステップ、合格に向けた勉強法、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
- 日商簿記のCBT試験とは?
- 受験の流れ
- CBT試験の合格対策
- 日商簿記CBT試験の流れ
- 日商簿記CBT試験の受験料・支払い方法
- 日商簿記CBT試験のメリット・デメリット
- 日商簿記CBT試験で合格を目指そう
日商簿記のCBT試験とは?
CBT試験は、全国のテストセンターに設置されたパソコンを使って受験する試験形式で、「ネット試験」とも呼ばれています。日商簿記は、もともと統一試験と呼ばれるペーパー試験のみでしたが、2020年からネット試験がスタート。どちらでも受験できるようになりました。ただし、CBT試験を採用しているのは、日商簿記2級・3級のみです。
CBT試験は、試験日程や会場を自由に選べるのがいちばんの特徴です。受験申し込みがオンラインでできるほか、受験結果も即日通知されるため、忙しい方にとっては非常に便利な資格取得方法といえるでしょう。
CBT方式の概要
前述したように、CBT方式は指定のテストセンターでパソコンを使って受験する方法で、「Computer Based Testing」の略称です。出題範囲はペーパー試験と同じですが、パソコン画面に表示された問題に、マウスやキーボードを使って解答する点に違いがあります。ちなみに、勘定科目についてはプルダウン式(選択肢から選ぶ方式)を採用しているため、金額を入力する必要はありません。
ペーパー試験との違い
ペーパー試験は紙の問題用紙を使って実施される試験で、年3回実施されます。受験者は、決められた日時に会場で受験する必要があり、合否は試験後約2~3週間後に郵送されます。一方、CBT方式は、自分の都合のいいタイミングで受験でき、その場で合否がわかります。
受験の流れ

日商簿記のCBT方式は、オンライン上で申し込む方法と会場に直接申し込む方法があります。試験会場により方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。申し込み後は受験料を支払い、指定した日時・会場で受験します。当日は、会場の試験専用パソコンを使って回答し、終了後はシステムによって自動採点された合否が即時表示されます。
受験申し込み方法
オンラインでの受験申し込みは、株式会社CBT-Solutionsの日商簿記専用サイトからマイページを作成して行います。IDとパスワードを取得したうえで、受験者情報を入力し、希望する試験日時や会場を選択しましょう。申し込みが完了した後は、受験料の支払い手続きを済ませることで予約が確定します。申し込み内容の確認メールが届くため、間違いがないか必ずチェックしてください。
試験当日の準備
試験会場では本人確認書類の提示を求められるので、当日は電卓だけでなく、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)を必ず持参しましょう。パソコン画面の操作方法や受験会場内のルールについても、事前に確認しておくと安心です。受験前日までに、模擬試験などでパソコンの操作に慣れておくとよいでしょう。
CBT試験の合格対策
日商簿記のCBT試験で合格するためには、効率的な勉強方法と模擬試験の活用が重要です。本番に近い形式の問題演習で試験の傾向を把握し、自信を持って受験しましょう。
効率的な勉強方法
効率的に勉強を進めるポイントは、自分に合った参考書や問題集を選び、インプットとアウトプットをバランスよく行うことです。参考書の読み込み(インプット)と、本番に近い形式の問題演習(アウトプット)を繰り返すことで、しっかりと知識を定着させましょう。問題演習で間違えた箇所は、参考書に戻って理解を深めることが重要です。
模擬試験の利用
模擬試験は、本番前の実力チェックに最適です。ネット試験形式に慣れるためにも、時間を測りながら本番と同じ環境で受験しましょう。模擬試験の情報は公式サイトにも掲載されているので、チェックしておいてください。
日商簿記CBT試験の流れ
日商簿記CBT試験では、受付〜本人確認後にネット試験専用パソコンで解答を行います。終了後は自動採点で結果が表示されるため、ペーパー試験のように結果を待つ必要がありません。
受験当日の流れ
受験当日は、受付で本人確認書類を提示します。その後、試験中に利用できる筆記用具とメモ用紙を受け取って入室したら、試験開始ボタンを押してネット試験をスタートします。なお、試験時間は3級が60分、2級が90分です。試験に合格した場合は、試験結果に表示されるQRコードを読み込み、デジタル合格証を受け取ります。
日商簿記CBT試験の受験料・支払い方法
続いて、日商簿記CBT試験の受験料や支払い方法について確認していきましょう。
CBT試験の受験料
日商簿記CBT試験の受験料は2級が5,500円(税込)、3級が3,300円(税込)です。また、インターネットで申し込んだ場合は550円(税込)の事務手数料も必要になります。
受験料の支払い方法
支払い方法は、クレジットカードとコンビニ決済、Pay-easy払いから選べます。決済および受験の予約が完了すると、登録したメールアドレスに申し込み内容と試験場所の地図が送付されるので、内容を確認しましょう。
日商簿記CBT試験のメリット・デメリット
日商簿記のCBT試験には、メリットだけでなくデメリットもあります。最後に、CBT試験のメリット・デメリットについて紹介しましょう。
CBT試験のメリット
CBT試験のいちばんのメリットは、受験日時や会場を自分で選択できる点です。居住地やライフスタイルに合わせて調整できるうえに、試験日3日前までであれば日程の変更も可能です。また、合格発表が迅速で、模擬試験もネットを通じて手軽に受けられます。
CBT試験のデメリット
ネット試験のデメリットとして挙げられるのは、パソコンに不慣れだと解答に手間取る可能性がある点です。すべてパソコン画面の問題を見ながらの解答となるため、慣れていないと複雑な計算がしにくかったり、集中力・判断力が落ちやすかったりするかもしれません。
日商簿記CBT試験で合格を目指そう
日商簿記のCBT試験は、スケジュールの調整がしやすい点が魅力です。自分の都合に合わせて受験できるため、しっかりと試験日までのスケジュールを立て、計画的・効率的に学習を進めることで合格を目指しましょう。