【社会人向け】TOEICの勉強法を紹介! 忙しくてもスコアアップを目指せるコツ

TOEIC勉強法

「TOEIC(トーイック)の勉強をしたいけど、なかなか時間が取れない」と悩む人も多いのではないでしょうか?

この記事では、TOEIC受験を考える社会人がぶつかりがちな壁や、おすすめの勉強法について紹介します。

社会人が目指したい点数とそのレベル感、モチベーションをキープするコツ、社会人向けの具体的なTOEIC対策なども併せて解説するので、参考にしてください。

社会人が目標にしたいTOEICの点数は?

TOEICは、正式名称を「TOEIC Program」といい、5種類のテストから構成されます。しかし、一般的にTOEICと呼ばれるのは、TOEIC Listening & Reading Testのことです。

TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が発表した調査データによると、2021~2023年における社会人受験者の平均スコアは639点で、その内訳はリスニング348点、リーディング291点でした。

一方、TOEIC受験者全体の平均スコアは612点となっており、社会人の平均スコアは全体より高めの水準にあるといえます。

ここでは、TOEICの点数に着目し、点数ごとのレベル感や、点数をクリアしたときに「できるようになること」の目安について紹介します。

「600点台」は最初に目指したい平均的なレベル

前述したように、2021~2023年におけるTOEIC受験者全体の平均スコアは612点でした。

一般的に、履歴書に記載してアピールできるTOEICスコアは、600点以上が目安とされています。就職や転職に向けてTOEICを受験する人は、まず600点以上を目標にしましょう。

TOEIC 600点台の社会人ができることの目安は、自分宛ての業務メモを読んで理解できる、自社製品のカタログ・パンフレットを読んで理解できる、次回の会議の場所や日時の説明を理解できる、などです。

「700点台」は英語で適切にコミュニケーションできるレベル

国際ビジネスコミュニケーション協会が公表している「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルの相関表」によると、730点以上であれば「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」とされています。

つまり、700点台は英語を実務で使用できるレベルと考えてよいでしょう。

実際、「企業が海外部門の社員に期待するスコアの平均は690点」といわれており、700点以上あれば、企業の貿易部門での勤務や海外赴任などを目指せるかもしれません。

TOEIC 700点台でできることの目安としては、プレゼンテーション用の配布資料・会議の案内などの社内文書を読んで理解できる、空港でゲートや搭乗時間の変更アナウンスを聞き取ることができる、電話がかかってきた相手の名前を聞き担当者に取り次ぐことができる、などです。

「800点台」は日常的なビジネスシーンでも通用する英語力を備えたレベル

800点台は日常生活はもちろん、ビジネスの現場でも標準的なコミュニケーションが問題なく取れるレベルです。

IIBCの「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルの相関表」でも、860点以上であれば「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」と評価されています。

そうしたことから、外資系企業への転職や英語力が求められるポジションへの異動、キャリアアップなどの際も、大きなアピールポイントとなるでしょう。

TOEIC800点台でできることの目安としては、英語で書かれたサイトから必要な情報や資料を収集できる、取引先や顧客からのクレーム文書を読んで理解できる、専門性の高いプレゼンテーションの内容を聞き取れる、留守電のメッセージから相手の用件や電話番号などが聞き取れる、などです。

「900点台」はハイレベルな英語力が求められる仕事で活躍できるレベル

TOEIC900点以上は、受験者全体の約4%とされています。

TOEICで860点以上を取得すると、Non-Nativeとして十分なコミュニケーション能力があると評価されます。そのため、900点台はより高度な英語力が求められる企業への転職や、英語力が必要なポジションへのチャレンジが可能になるレベルといえるでしょう。

TOEIC900点台でできることの目安としては、自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる、ネイティブの議論を聞いて内容を理解できる、専門分野にまつわるプレゼンテーション後の質疑応答まで聞き取れる、などです。

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社会人がTOEICにチャレンジするときにぶつかりがちな壁

社会人がTOEICの学習に取り組む際に、ぶつかりやすい壁や悩みにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、社会人がTOEICの勉強を進めるうえでの課題について、具体的に見ていきましょう。

勉強する時間がなかなか取れない

社会人にとって最大の課題は、勉強時間の確保が難しいことです。

社会人は1日の大半を仕事に費やすため、自由に使える時間はせいぜい2~3時間程度です。勉強したい気持ちはあっても、家に帰ると疲れて何もしたくなくなることもあるでしょう。

そうした課題を解消するには、少しずつでも勉強時間を捻出する工夫が必要です。限られた時間のなかで、無理なく継続できる学習スタイルを見つけることが、スコアアップへの第一歩となるでしょう。

モチベーションが上がらない

TOEICの勉強時間が確保できたとしても、やる気や集中力を維持できなければ、学習を継続するのが難しくなります。

目標スコアの達成を目指すにあたっては、自分の気持ちを上手にコントロールしながら、モチベーションを維持することを心がけましょう。

勉強時間の捻出やモチベーションキープの具体的な対策については、後述する「社会人がTOEICの勉強をするうえでモチベーションをキープするコツ」を参考にしてみてください。

社会人が効率的にTOEICの勉強をするためのコツ

社会人が効率的にTOEICの勉強をするためのコツ

忙しい社会人は、毎日まとまった勉強時間を確保するのが難しいもの。TOEICの勉強を効率よく進めるためには、仕事の前後や昼の休憩時間、休日などを上手に使ったり、学習アプリ・動画などを活用したりする必要があります。

ここからは、社会人が効率よく学習を進めるための具体的な方法を紹介します。

朝学習を習慣化する

朝は睡眠によって体力が回復した状態にあり、急な予定も入りにくいため、集中して勉強に取り組むことができます。

さらに、出社時間というタイムリミットがあることで、ダラダラせずに学習できるのも大きなメリットです。

夜に疲れた体と頭で勉強するのは効率が悪いので、早寝早起きの規則正しい生活リズムを身に付け、朝の学習を習慣化することをおすすめします。

朝学習が習慣になれば、「勉強しなくては」と意気込まなくても自然とテキストを開くようになり、無理なく継続的に学習できるでしょう。

スキマ時間を有効活用する

平日に長時間机に向かって勉強するのが難しい方には、スキマ時間の有効活用がおすすめです。通勤時間や昼休みなど、ちょっとした時間をTOEICの勉強に充ててみましょう。

例えば、電車やバスで通勤している人は、会社の行き帰りの時間を利用してリスニング教材を聴いたり、学習アプリで単語や文法を覚えたりできます。

また、昼食の前後に参考書を開いて、単語を一つ覚えれば、それが毎日の積み重ねとなって語彙力の向上につながります。

忙しい日々のなかでも、工夫次第で勉強時間を生み出すことは可能です。スキマ時間を無駄にせず、少しずつでも勉強時間を確保することで、継続的な学習につなげましょう。

学習アプリや動画を取り入れる

TOEICの勉強を習慣化したい人や、スキマ時間を有効活用したい人におすすめなのが、TOEIC対策用の学習アプリや動画です。

参考書や問題集を持ち歩くのは負担になりますが、スマホやタブレットなら手軽に持ち歩けて、いつでもどこでも気軽に勉強できます。

TOEIC対策の学習アプリや動画は種類が豊富で、公式問題集もアプリ版として提供されています。 アプリで単語や文法を学んだり、動画でリスニングの練習をしたりしながら、効率的にスコアアップを目指しましょう。

さまざまな教材を試して、自分の目標スコアやレベルに合ったものを選ぶのも、効果的に学習を進めるポイントです。

休日はまとまった勉強時間を確保する

社会人であっても、1日2時間程度は勉強時間を確保したいところです。しかし、朝学習やスキマ時間を活用しているのに、合計で2時間に満たないケースもあるでしょう。そうした場合は、休日にまとまった勉強時間を取るようにしてください。

休日の学習では、体と頭が元気な午前中の2~3時間を使って、まとまった時間が必要な課題や苦手分野の克服に取り組むのがおすすめです。

本番と同じ時間で模試を解いて、自分の実力をチェックするのもよいでしょう。

ただし、普段より長時間学習するからこそ、きちんとリフレッシュすることも大切です。やりたいことを我慢して休日をすべて勉強に費やしてしまうと、途中で嫌気が差したり、モチベーションが保てなくなったりする可能性があります。

趣味などの時間も楽しみながら、無理のない範囲で勉強をすることが、継続のコツです。

社会人がTOEICの勉強をするうえでモチベーションをキープするコツ

TOEICのために、まとまった勉強時間を確保できたとしても、やる気が出なければ意味がありません。

社会人が、モチベーションを維持しながらTOEICの勉強を続けるためには、無理のない目標を設定し、自分のレベルに合った教材を使うことがポイントです。

以下で詳しく見ていきましょう。

なぜTOEICにチャレンジしたいのかを明確にする

「なんとなく挑戦してみる」という感覚では、モチベーションを保つのが難しくなります。

一方で、外資系企業への転職、海外赴任、キャリアアップといった明確な目的があって、そのためにTOEICのスコアが必要ということなら、やる気が高まりやすくなります。

目標を達成したときの自分の姿を思い描くことで、さらにモチベーションは高まるでしょう。

実際、就職や転職、採用時にTOEICのスコアを要件にしたり、社内での昇進・昇格の参考にしたりする企業は少なくありません。 また、TOEICのスコアに応じて報奨金や資格手当を支給している企業もあるようです。

自社や志望企業にそのような制度があるかどうか、気になる人は一度調べてみるとよいかもしれません。

無理のない目標設定をする

スコア目標が高すぎると、達成までに相当な勉強時間が必要になるため、モチベーションの維持が難しくなります。注意しましょう。

一般的に、TOEICのスコアを100点上げるには、200~300時間の勉強が必要だといわれています。 つまり、現在500点の人が600点台を目指す場合、1日平均2時間の勉強を4カ月程度続ける必要があるわけです。

忙しい毎日のなかで学習を継続させるためにも、無理のない目標設定と現実的なスケジュールを立てることを心がけましょう。

最終的な目標が高い場合は、「まずは○○点を目指す」といった具合に、段階的な目標を設定するのがおすすめです。それだと、節目ごとに達成感を得ながら学習を継続できます。

自分が無理なく継続できるペースを意識することが、長期的な学習の鍵です。

自分のレベルに合った教材を使う

英語教材にはさまざまな種類がありますが、やみくもに選んで勉強しても、スコアアップにはつながりにくいものです。TOEICの教材を選ぶ際は、TOEICの出題傾向を分析して作られたものを選びましょう。

ただし、TOEIC対策用の教材であっても、内容が簡単すぎたり難しすぎたりすると、やる気の低下や挫折につながる可能性があります。はじめに本番形式の問題を解き、自分のレベルを客観的に把握したうえで、そのスコアに合った教材を選びましょう。

なお、初心者には、基礎からしっかり学べる教材がおすすめです。

【社会人向け】具体的なTOEIC勉強法

【社会人向け】具体的なTOEIC勉強法

ここまで、社会人のTOEIC学習における基本ポイントを紹介してきました。ここからは、基本ポイントを踏まえて、具体的な勉強法を紹介します。

以下に紹介する、「基礎力」「リスニング」「リーディング」それぞれの対策を参考にしながら、日々の学習に取り組みましょう。

基礎力アップのために単語・文法を覚える

TOEICのスコアアップには、語彙力(単語力)が重要です。

単語の意味が理解できれば、文章全体の内容をある程度推測できるため、正解にたどり着ける可能性が高まります。TOEIC頻出単語をまとめた単語帳や学習アプリを活用し、反復学習を続けましょう。

リスニング対策として、単語を音で覚えるのもおすすめです。和訳するのではなく、英語のままイメージで理解するようにすると、反応速度が上がって解答もスムーズになるはずです。また、単語がよく使われるシーンやフレーズと一緒に覚えることで、より実践的な語彙力が身に付きます。

加えて、基本的な文法の理解も欠かせません。穴埋め問題はもちろんリスニングや長文問題でも文法力が求められるので、中学〜高校レベルの文法はしっかりと習得しておきましょう。

リスニング力アップのために耳を英語の音に慣らす

リスニング力を高めるには、英語に耳を慣らすことが大切です。リスニング音源をたくさん聴いて、英語のリズムや発音に慣れることから始めましょう。

正しく聞き取れるようになるための学習法に、「ディクテーション」があります。ディクテーションとは、英語音声を2~3文ごとに止めて、聞こえてきた内容を書き取る方法です。聞き取れなかった箇所が明確になるため、単語力不足なのか、文法の理解不足なのかを把握・分析したうえで、対策を立てることができます。

また、英語音声を聴きながら、追いかけるように発音をまねする「シャドーイング」もおすすめです。シャドーイングを続ければ、英語独特のリズムやイントネーション、スピードに慣れることができるでしょう。自分で発音できない言葉は、音として認識しづらく、聞き取るのが難しいものです。一方、シャドーイングを通じて正しく発音できるようになれば、単語の音と意味が結びつき、瞬時に理解できるようになります。

リーディング力アップのために速読力と読解スピードを養う

TOEICのリーディングでは、75分間で100問を解く必要があるため、読解のスピードが求められます。

リーディング力を上げるには、英語の長文を速く正確に読み解く練習を繰り返すのが有効です。コツは、文章を前から順に訳しながら読み進めること。速読力と読解力の精度を高めて、時間内にすべての問題に取り組めるようにしましょう。

ただし、やみくもに読んでも速読力・読解力は身に付きません。最初は時間がかかってもよいので、一語一語の意味や用法を辞書などで確認しながら、丁寧に読み進めましょう。

慣れてきたら徐々にスピードを上げ、辞書を使わずに読み込めるようトレーニングしていきます。TOEICのスコアアップを目指すなら、内容理解を伴った速読力を身に付けることが大切です。

過去問や演習問題などで実践形式に慣れておく

TOEICは毎回同じ出題形式で構成されているため、問題構成に慣れることがスコアアップのポイントとなります。

試験は、パート1~4のリスニングセクションと、パート5~7のリーディングセクションで構成されており、パートごとに問題形式が異なります。 パート別の問題集を繰り返し解くことで、出題傾向に慣れておきましょう。

また、実際の試験時間(リスニング約45分・リーディング75分) に合わせて過去問題や演習問題を解き、パートごとの時間配分を把握しておくことも大事です。

TOEIC公式問題集には、テスト2回分が収録されているので、本番前の実践練習として上手に活用しましょう。

スクールなどプロに頼るのも一つの方法

「独学でTOEICの勉強をするのは不安」「自分に合った勉強法がわからない」「働きながら学習を続けていく自信がない」と感じている人は、プロの力を借りるのも一つの手です。

英会話スクールのTOEIC対策コースを受講したり、自分の目標・レベルに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを組んでもらったりすることで、効率よくスコアアップを目指せるでしょう。

学習スケジュールの管理や学習教材の提案などもしてもらえるため、「一人で勉強しているとモチベーションの維持が難しい」「忙しくて朝やスキマ時間の活用がうまくいかない」という社会人でも、安心して勉強を進められます。

通学が難しい人は、オンライン講座を活用するのもよいでしょう。

まとめ|社会人は時間がないからこそ、効率的に学ぼう

この記事では、TOEICを勉強するときの目標スコア、ぶつかりがちな壁、忙しいなかで目標を達成するためのコツ、おすすめの勉強法などについて解説しました。

社会人は時間がないからこそ、自分のレベルに合った教材を選んだり、効率的な学習方法を取り入れたりと、工夫をしながら勉強することが重要です。必要に応じてプロの力を借りることも悪くない選択でしょう。

目標達成に向けては、地道こそが近道。無理なくスコアアップを目指していってくださいね。

※TOEICはEducational Testing Service(ETS)の登録商標です。

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