リスキリングなど学び直しへの関心が高まるなか、将来のキャリアや収入アップを見据えて、資格取得に挑戦してみたいと考える方は多いでしょう。とはいえ、「資格って結局どう活かせばいいの?」と悩んだことはありませんか?
この記事では、シカクトが854人に実施した「資格の活用に関するアンケート調査」*1の結果をもとに、資格を仕事や日常生活に役立てている人の資格活用エピソードを紹介します。「取って良かった」と思えるような、資格の活用法を知りたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
活用している人が多いのはどんな資格?
今回の調査では、16歳から59歳までの男女854人のうち60.8%(519人)が、何らかの資格を取得した経験があると分かりました(検定の合格を含む。小中学生向けのものは除く)。
調査では、資格取得経験がある人に対し、取得したなかで最も活用している・活用した資格についても尋ねています。ここでの「活用」とは、仕事や日常生活における、資格そのもの、および学習過程で得た知識の活用のことです。
活用シーンの多いIT系や語学系が人気
アンケートの結果、資格取得経験者から「活用している・活用した資格はない」と答えた人を除いた365人のうち、活用者数が多い資格のジャンルトップ10は、下記のとおりとなりました。

活用シーンの多いオフィスワーク系や語学系ジャンルのほか、車両・運転系や医療・福祉系といった、資格がなければ行動・仕事が成り立たないジャンルにおいて、資格の活用者が多いことが分かります。
普通免許、英検、簿記……汎用性の高い資格が上位
さらに、最も活用している・活用した資格とは具体的に何かを尋ねたところ、活用者の多い資格トップ10は下記の結果でした。

保有者数の多い普通免許のほか、汎用性が高い英語系・ビジネス系資格、職業直結の資格において、活用者が多いことが分かりました。
資格を活用すると何が変わる?
調査では、資格を活用したことにより、仕事や生活にどのような変化が生じたかについても尋ねました。その結果は、回答者数の多い順に下記のとおりです。

資格を活用している人は、収入や働き方・働く場所など、仕事においてさまざまな変化を経験していることがわかります。「業務のやり方も仕事関係者からの評価も変わった」など、複数の変化を経験している人も多くいました。
また、物理的な変化だけでなく、精神的な変化を感じている人も。資格取得を通じて知識・スキルを身に付けることは、仕事や日常生活における感情にも影響を与えているようです。
資格をどう活用している?みんなのエピソードを紹介
調査では、資格の活用で生じた変化の具体的なエピソードも尋ねました。ここでは、仕事関連とそれ以外の大きく二つに分け、回答結果のなかからいくつか資格活用のエピソードを紹介します。
(※カッコ内は、活用資格名/資格取得年/回答時の年齢/性別/回答時の職業。自由回答の文章には必要最低限の補正をかけています)
【仕事関連】
- 会社の昇進の際に必要な資格だったため、昇進面談の際に活用することで、無事昇進し給料があがった。(基本情報技術者/2025年/20~24歳/女性/会社員(正社員))
- 自営業としての新しい仕事のスタートを切るにあたって自分をアピールできる手段の一つとして資格の取得をした。ITを使っての情報処理サービスを行う顧客の獲得に多少なりとも説得力のある材料にはなっていると思う(情報処理安全確保支援士/2024年/45~49歳/男性/自営業)
- パソコンが使えるとアピールしたことで売上などExcelで表を作り管理しやすくした。そのことで給料に関わる評価がプラスされた(MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)/2014年/30~34歳/女性/専業主婦)
- 家事と両立したかったので規則的な勤務を望んでいました。専門的サービスの業種のパートに就くことができました。(日商簿記検定/2003年/50~54歳/女性/パート・アルバイト)
- 初めての専門職に就くことができた。(宅地建物取引士/2010年/50~54歳/女性/パート・アルバイト)
- 転職先が車必須であったためその点で役に立った(普通免許/2018年/30~34歳/男性/会社員(正社員))
- 海外事業で海外勤務や出張・通訳(TOEIC/ 2025年/45~49歳/男性/会社員(正社員))
- ITスキルを活かしてより高い地位に行けるようにアピールをすることや、効率化をした(AWS認定(AWS Certified)/2024年/25~29歳/男性/会社員(正社員))
- 日本語の尊敬語 謙譲語 丁寧語の使い方に注意を払うようになりました。当時派遣社員として、窓口業務を担っていたので、電話応対、来客対応その他クレーム対応にも非常に役立ちました(秘書検定/1996年/55~59歳/女性/専業主婦)
【仕事以外(日常生活・育児・教育・介護ほか)】
- 車やバイクの免許を取得することで行動範囲が一気に広がった(普通免許/2003年/40~44歳/男性/会社員(正社員))
- お菓子を自分で作れるようになって、生活が豊かになった(スイーツコンシェルジュ/2021年/35~39歳/男性/自営業)
- 身内の将来や介護の負担について考えるようになった。祖母と祖父の介護に役立っている。(介護福祉士/2020年/35~39歳/女性/自営業)
- 努力は必ず報われるということを子供たちに見せることが出来た(日本漢字能力検定(漢検)/2022年/55~59歳/女性/パート・アルバイト)
- 進学において大きなアドバンテージになったと思う(実用英語技能検定(英検)/2024年/~19歳/男性/学生)
資格の活用に関する自由回答では、仕事や日常生活での具体的な活用シーンに触れた人が多く見られました。日々の仕事や暮らしはもちろん、子育てや介護、学業など、さまざまな場面で資格が活かされている様子がうかがえます。
また、「資格手当がつくようになった」というエピソードを挙げた人も目立っており、収入アップを通じて資格の活用実感を強く感じている人が多いことも分かりました。
資格の活用をイメージするにはマイナビの求人サービスが有効
今回の調査から、資格の取得経験を持つ人の多くが、仕事や日常生活のさまざまな場面で資格を活用していることが分かりました。資格は、働く場所や業務の進め方、収入といった仕事面だけでなく、日々の過ごし方や子育て・介護との向き合い方にも、前向きな変化をもたらしています。
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*1:【調査概要】
調査期間:2026年5月21日~22日
調査方法:インターネット調査
調査対象:16歳~59歳の男女
有効回答数:854