
9月29日は「クリーニングの日」です。
クリーニングは、衣類や布製品を衛生的かつ美しい状態に保つためのサービスです。
デリケートな素材でできた大切な衣類や、家では洗えないスーツやコートなどを手入れするために、クリーニング店でドライクリーニングのサービスを利用する機会はよくあるもの。ですがなかには、「ドライクリーニングのドライって何?」と思う人もいるのではないでしょうか。
ドライとは「水を使わない」という意味です。水を使うと縮んだり、色や風合いが変わったりするおそれがある衣類を、水の代わりに有機溶剤で洗うのがドライクリーニング。素材が傷んだり、デザインが崩れたりしにくい洗い方であり、まさにプロの技と言えるでしょう。
そんな、私たちに身近なクリーニングに関する記念日の背景と、業界で注目の国家資格についてご紹介します。
9月29日は「クリーニングの日」

9月29日の「クリーニングの日」は、「ク(9)リーニング(29)」という語呂合わせにちなんで、1982年に全国クリーニング生活衛生同業組合連合会などによって制定されました。
この日が定められた目的は、消費者にクリーニングをより身近なものとして感じてもらうことにあります。
毎年この時期になると、全国のクリーニング店などでクリーニングの日にからめたキャンペーンが実施されます。割引キャンペーンや、プレゼント企画、クリーニングに関する相談会など、内容はさまざま。
ちょうど衣替えシーズンでもありますので、クリーニングの日をきっかけにクリーニング店を利用するのも良いかもしれません。
クリーニングの国家資格「クリーニング師」とは
記念日をきっかけに、クリーニングの技術や専門知識に興味を持った方は、「クリーニング師」の資格に注目してみてはいかがでしょうか。
クリーニング師とは、クリーニング業法で定められた国家資格です。
クリーニング店の営業者は、取次専門の店を除き、各店舗に1人以上のクリーニング師を置かなければならないと法律で定められています。そのため、資格を取得すれば業界で欠かせない存在として活躍できるのです。
クリーニング師になるには、各都道府県で実施されるクリーニング師試験に合格後、申請して免許を取得することが必要です。試験は学科と実技の2部構成です。
試験日程は都道府県によって異なります。東京都の場合、試験は例年1月に実施され、試験内容は以下のとおりです。
学科試験:
- 衛生法規に関する知識
- 公衆衛生に関する知識
- 洗たく物の処理に関する知識
実地試験:
- ワイシャツのアイロン仕上げ
- 5種類の繊維の鑑別
- 5種類のしみの鑑別とそのしみを落とすのに必要な薬品の選択
衣類を守り、清潔な生活環境を支える洗濯のプロフェッショナルとして長く働きたい方は、この資格取得に挑戦してみるのも良いでしょう。
<参考>
ドライクリーニングとは【組合が解説】|東京都クリーニング生活衛生同業組合
「9月29日クリーニングの日」の由来|公益財団法人 全国生活衛生営業指導センター
クリーニング師について|全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
令和6年度東京都クリーニング師試験の実施について|東京都