
8月23日は「ディック・ブルーナの日」です。
ディック・ブルーナ氏はオランダの絵本作家で、みなさんもきっとよく知っている「ミッフィー」の生みの親。
この記事では、「ディック・ブルーナの日」という記念日が制定された背景と、絵本の魅力を伝える「絵本専門士」の資格について紹介します。
8月23日は「ディック・ブルーナの日」

「ディック・ブルーナの日」は、「ミッフィー」の生みの親であるディック・ブルーナ氏の作品の魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的に、株式会社ディック・ブルーナ・ジャパンが制定した記念日です。8月23日という日付は、ブルーナ氏の誕生日から。
ブルーナ氏は、絵本作家であると同時にグラフィックデザイナーとしても活躍。そのシンプルで温かみのある作風は、世界中の人たちに愛され続けています。
今でこそアニメーションやグッズなどで親しまれている「ミッフィー」ですが、その始まりは『ちいさなうさこちゃん(Nijntje)』という絵本でした。家族で海辺の町を訪れた際、海岸近くで野うさぎを見かけたブルーナ氏は、まだ小さかった息子さんにうさぎのお話を語って聞かせたといいます。そのお話がもととなり、ミッフィーの絵本が誕生したそうです。
子どもたちに絵本の魅力を伝える「絵本専門士(R)」とは
ブルーナ氏の「ミッフィー」をはじめとして、国や世代を超えて、多くの人の心に残り続ける絵本は他にもあります。例えば『はらぺこあおむし』や『スイミー』などは、幼少期に読んだ記憶がある人も多いのではないでしょうか?
絵本は、子どもたちの想像力や言語力、感性などを養う手助けをしてくれます。そんな絵本の魅力や可能性を広く伝える専門家が「絵本専門士(R)」です。
絵本専門士(R)とは、絵本に関する高度な知識や技能、感性を備えた絵本のプロフェッショナルのこと。絵本の読み聞かせやワークショップなどを通して、地域や家庭、教育の現場での子どもたちの健やかな成長を支えることを目的として、資格が創設されました。
絵本専門士(R)の役割は、読み聞かせだけではありません。絵本に対する理解促進や読書活動推進のため、教育機関・図書館・医療機関等のさまざまな場所で、絵本に関する助言やコーディネートなども行います。
絵本専門士(R)になるには、まず「絵本専門士養成講座」の受講が必要です。受講対象は、絵本に関する一定の知識と経験を持つ人。主な受講資格は、以下の通りです。
・絵本や子どもに関連する資格を持っている人(例:司書、保育士、幼稚園教諭、小学校の資格保有者)
・絵本に関する実務や活動の経験が原則3年以上ある人(例:図書館職員、福祉施設職員、保育士としての実務経験者)
・絵本に関わる活動の経験が原則3年以上ある人(例:絵本の読み語り活動、絵本に関するワークショップ実務)
・絵本学・児童文学・美術等の研究実績がある人(例:大学院においての児童文学研究実績)
上記いずれかの条件を満たし、なおかつ受講者選考を通過した人が受講可能となります。
講座は全30コマ(各90〜120分)の授業に加え、修了課題も用意されています。
授業は、絵本や子どもに関する知識、おはなし会やワークショップを運営する技能、絵本の創作や編集に必要な感性などを修得できるような内容となっています。また、絵本に関わる専門家による講義や演習なども実施されます。
養成講座は、東京都渋谷区にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて、対面形式で行われます。
定員は70名となっており、募集開始から締め切りまでの期間は1カ月程度なので、受講希望者は公式情報をチェックしながら必要書類などを計画的に準備しておくことをおすすめします。
絵本を通して人々の力になりたいという人は、ぜひ絵本専門士(R)についての詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。